世界中のゲストが
「帰ってきた」と感じられる場所へ
当ホテルは「Levitation(浮揚感)」をテーマに、高層階ならではの眺望を芸術の域にまで高めた、“ギャラリー”の名を冠するに相応しい空間でゲストをお迎えしています。都心の眺望とともにアートを浮かびあがらせるような演出で、空間そのものがゲストの気持ちを高揚させる仕掛けになっています。
ホテルのコンセプトを象徴する、最も大切な場所です。目指しているのは、単にお酒や空間を楽しむ場にとどまらず、世界中のゲストが心から満たされるような場所です。ラグジュアリーホテルとしての品格はもちろんですが、お客さまが「ここは自分たちの場所だ」と感じていただけるような安心感。一歩足を踏み入れた瞬間に「帰ってきた」という感覚が生まれるような場所を目指しています。日本の伝統的な思いやりや作法をスタッフ一人ひとりが体現し、世界基準のホスピタリティーと融合させる。それがLevitaの在り方です。
まずは、飲み物を高いレベルで提供することです。Levitaはラウンジバーですから、飲み物こそが私たちの本質であり、お客さまに「ここは本物だ」という安心感を与えられるものだと思っています。
私はソムリエとして長年飲み物と向き合ってきましたが、カクテルも、ウイスキーも、日本酒も、そしてコーヒーも、どれひとつおろそかにしてはなりません。「広く深く」が私たちのスタンスです。ドリンクのレパートリーを広げながら、それぞれを深く学び続けることで、お客さまの一期一会に応える力が生まれます。コーヒーもその重要な一角を担っていて、そのためにUCCコーヒープロフェッショナルさんとパートナーシップを組み、最高の一杯をお届けしたいと考えています。
トップソムリエが感じたコーヒーとワインの
“共通言語”
私はワインを長く扱ってきましたが、コーヒーとワインは驚くほどよく似ていると思っています。まずテイスティングのアプローチとして、視覚、嗅覚、味覚をチェックしていく流れが同じです。コーヒー豆もワインのブドウ品種と同じように、栽培される土地や風土が品質に直結する。テロワールの概念がそのまま当てはまります。
それに、コーヒーは飲み物でありながら、フルーツのような側面を持っている。私はそこにとても魅力を感じます。一見異なる飲み物のように思えても、本質的な「おいしさの構造」はワインと共通していて、そこがUCCコーヒープロフェッショナルさんとの考え方の一致にもつながっていると感じました。
深みのある味わいを求めていったら『Largo』にたどり着きました。バーという場所柄、夜にお酒と合わせていただく場面が多く、そのときに求められるのは存在感のある味わいです。お客さまがアルコールを楽しまれている中でも、『Largo』はしっかりと存在感を示してくれます。
また初めて『Largo』を飲んだとき、「自分に合っている」感覚がありました。味わいの良し悪しを分析する以前に、直感的に惹かれるものがあったんです。嗜好品の世界では最初の直感が大切なのだと、ワインと長年向き合う中で感じています。そして『Largo』を飲んだとき、このコーヒーと一緒に何かを食べたいと思いました。食べ物との連想が自然に広がる。それが私にとっての「おいしい」の証明でもあります。
外せないのは、シグネチャーメニューの「バスクチーズケーキ」です。バスク地方にあるホテルマリアクリスティーナから直接いただいたレシピで作っています。ホテルマリアクリスティーナも私たちと同じラグジュアリーコレクションの加盟ホテルで、そのバスクチーズケーキのレシピを国内で使用できるのは当ホテルのみで、本場の味わいをお届けしています。コーヒーとの相性も非常によく、ぜひ『Largo』と一緒に楽しんでいただきたいメニューです。
また夜のバータイムに最もオーダーをいただく「トリュフ風味のフレンチフライ」も、ワインやカクテルはもちろん、実はコーヒーとの組み合わせにも可能性を感じています。トリュフをふんだんに使った香り高い一品を、コーヒーの香りとかけ合わせてお楽しみいただきたいです。こうしたケーキとコーヒーという定番の組み合わせを超えたところに、新しいコーヒーの楽しみ方があるかもしれません。
日本の感性を世界へ。
『Largo』とつくるコーヒー体験の未来
これはUCCさんとの共同開発で生まれた、当ホテルならではの一杯です。当ホテルのバーテンダーとUCCコーヒーアカデミー専任講師が共同でつくり上げた、まさに日本発の革新的なエスプレッソマティーニです。
ベースに使っているのは、芋焼酎の中でもカクテルユースを想定してアルコール度数を38度まで高めた焼酎。そこに『Largo』のエスプレッソを合わせ、黒蜜とブランデーでコクを加え、ジャスミンで華やかさを演出しています。マティーニはウォッカがベースですが、日本らしい素材を活かした一杯です。
海外のゲストにも非常に好評です。芋焼酎も黒蜜も、彼らにとっては馴染みのない素材ですが、それがうまく調和してエスプレッソとの絶妙なバランスを生んでいます。日本の企業同士が手を組み、日本の素材・技・感性をひとつのグラスに凝縮させた、『Largo』なしには成立しないカクテルです。ホテル名でもある“ギャラリー”の名を冠するにふさわしいカクテルとなりました。
『Largo』はまず、コーヒー豆の品質と鮮度が際立っていると感じます。コーヒーを淹れている最中、そして液体になったときの香り高さから、その品質を実感しています。バーの空間を豊かに満たしてくれる、この香りのポテンシャルは『Largo』ならではだと感じています。
さらに、『Largo』はただコーヒー豆を提供するだけでなく、UCCコーヒープロフェッショナルさんが二人三脚で寄り添いながら、一緒に考えてくださるところが心強い。シグネチャーカクテルの開発も、私たちのコンセプトや空間への深い理解があってこそです。「お任せしてよかった」という安心感は、まさに私たちがゲストに提供したいものと同じ感覚です。
コーヒーも、高品質なものを提供するだけでなく、それを正しく引き出すための知識と技術が必要です。『Largo』の認定制度はその点で非常に理にかなっていると感じます。私たちもワインや日本酒と同様に資格制度を通じて学びを深めてきましたが、コーヒーもそのひとつとして深めていきたい。知識が深まればお客さまへの説明もできる。そしてその説明が、安心感につながっていくはずです。
カクテルも、ウイスキーも、ワインも、そしてコーヒーも。すべてを最高のレベルで提供したい。そう思ったとき、自然と『Largo』に行き着きました。ラグジュアリーな空間にふさわしい、ラグジュアリーなコーヒーとして、『Largo』とともにゲストの皆さまに最高の一杯をお届けしていきたいと思っています。