大正ロマンの情緒を感じる、
金沢の特別な空間
当ホテルは“大正ロマンの情緒漂うクラシックホテル”をコンセプトとしており、「兼六園」や「金沢城公園」に隣接する立地を活かして、金沢らしい上質な空間づくりを心がけています。
1階にあるロビーラウンジ「パルティ」の大きなステンドグラスは特に印象的で、多くのお客さまが写真撮影を楽しまれています。このステンドグラスと、後ほどご紹介するカラフルな「フロート」との組み合わせが、特に女性のお客さまにご好評をいただいています。
宿泊されるお客さまの9割以上が日本人で、特に関東からお越しの50代以上の女性が多いです。新幹線でアクセスしやすいこともあり、金沢の観光を楽しまれる方が多いですが、最近は20代女性のお客さまも増えてきています。みなさまゆったりとした金沢の旅を楽しみながら、このロビーラウンジでも特別な時間を過ごしていただいています。
夜の時間帯は宿泊のお客さまを中心としたバータイムとなり、21時10分から毎日ピアノの生演奏を行っています。金沢駅の地下にも無料で弾けるピアノが置かれているなど、金沢は意外と音楽が身近な街なんです。毎日の生演奏は決して安くない投資ですが、これは総支配人と私のこだわりでもあります。
また宿泊の際にお誕生日の方がいらっしゃると、ピアニストと連携してハッピーバースデーを演奏し、とても喜ばれています。私自身、20代の頃にレストランで働いていたときから、お誕生日のお客さまに向けて演奏でお祝いできることを夢見ていたので、それが実現できてとてもうれしく思っています。
金沢らしさを表現する、
こだわりのメニュー
最も人気が高いのは「ブレンドコーヒー」です。金沢らしさを表現したメニューとして、金箔をあしらったコーヒーを、明治から続く金沢の陶磁器メーカーである「NIKKO」のカップにてご提供しています。
次に人気なのが「フロート」です。現在は10種類ほどのフレーバーを用意しており、一番人気は「鮮緑」というメロンフレーバー、次に人気なのは「真朱」というブラッドオレンジフレーバーとなっています。ステンドグラスと一緒に写真を撮られるお客さまが多く、特に女性のお客さまに大変喜ばれているメニューです。
最初はメロンだけでしたが、スタッフから「これもおいしいと思う」「あれもいいのでは」とアイデアが次々と出て、徐々に種類を増やしていきました。アルコール入りの「フロート」まで取り揃えているのは珍しいのではないでしょうか。若いスタッフが多いので、彼らの発想を大切にしながらメニュー開発を行い、メニューの一つひとつにスタッフの思いや工夫が込められているんです。
和菓子も非常に人気があります。季節感を大切にした美しい和菓子を、本格的なお抹茶やコーヒーとともにお楽しみいただけます。
和菓子は東山にある「𠮷はし菓子店」から取り寄せたものです。こちらは茶会用の和菓子をつくっている専門店で、一般には前日までの予約制でないと購入できない特別なもので、「パルティ」では3〜4種類の中からお選びいただけます。
器も金沢らしさにこだわっており、地元の伝統工芸である九谷焼の窯元「九谷陶泉」の美しい器でお出ししています。季節の和菓子と金沢の工芸品が織りなす美しさも、お客さまに喜んでいただいているポイントのひとつです。
「浪漫ルーム」という、ステンドグラスを取り入れたクラシックな雰囲気の特別な客室にご宿泊のお客さまの中でも、さらに特別なプラン限定で「スワンシュー」を提供しています。以前はレストランで提供していましたが、昨年系列ホテルにパティシエが入社したことをきっかけに復活させました。
シュー生地に少し塩味を効かせており、甘いクリームとのバランスが絶妙で好評をいただいています。このメニュー名も、ホテルの隣が白鳥路という小道にちなんで名付けました。諸説ありますが、かつてこの場所にはお堀があり、白鳥がいたとも言われています。
はい、地域のつながりや歴史、そしてスタッフのアイデアを活かしながら「パルティ」らしいメニューを考えています。
最高品質へのこだわりが生んだ
『Largo』との出会い
最高のものを提供したいという思いから、UCCコーヒープロフェッショナルさんに「とにかく一番いいものを提供してほしい」とお願いしたところ、紹介されたのが『Largo』でした。それまでもUCCコーヒープロフェッショナルさんとは長年お取引がありましたが、『Largo』は、特に香り高さに感動しました。BOTTLEを開けた瞬間に広がる香りは本当に印象的で、これまでとは明らかに違いを感じました。
一般的なブレンドコーヒーやアメリカーノにはマイルドな「オーセンティックロースト」、アイスコーヒーやエスプレッソには深みのある「ダークロースト」と、メニューによって使い分けています。個人的に好きなのは「ダークロースト」で、深みや余韻がすばらしく、その品質の高さを実感しています。
「おいしい」とおっしゃっていただくことが増えました。スタッフも『Largo』の品質と香りのよさを感じており、提供する際の自信にもつながっているのではと思います。
私にとってコーヒーは一日の始まりを告げる特別な存在です。毎朝必ず味見をして品質をチェックしているのですが、その際に『Largo』のコーヒーを飲むのが日課であり、楽しみな時間となっています。
また、お客さまにとっても特別な意味を持っていると感じます。当ホテルはチェックアウトが12時と遅めに設定しています。そのため、朝は「兼六園」の早朝無料開放時間に散歩に出かけ、汗をかいたなら大浴場でお風呂に入り、その後「パルティ」でコーヒーをチェックアウト時間まで楽しむ方が多いです。
「兼六園」まで徒歩5分という立地だからこそ実現できる、贅沢なホテルの過ごし方だと思います。
少し早めの10時にチェックアウトされる方も、出発前の30分ほどをこちらで過ごし、金沢の旅の締めくくりとして『Largo』のコーヒーとともに特別なひとときをお過ごしいただいています。
月1回のスタッフ会議のタイミングで、全員で受講しました。動画を視聴してアンケートに答える形式でしたが、思っていたより難しい内容で、スタッフからも「勉強になった」という声が多く聞かれました。普段提供しているコーヒーについて深く学ぶよい機会となり、コーヒーに対する意識や思いが変わったと感じています。
最近エスプレッソマティーニが流行していると聞き、バータイムでの新しいメニュー開発を検討しています。また、現在「コーヒーフロート」は別のコーヒーを使用していますが、『Largo』を使用することも検討中です。深煎りの「ダークロースト」は、アイスの甘さとのコントラストも楽しめそうです。
今後も、メニューに込めた思いやストーリーを大切にしながら、『Largo』のすばらしい品質と香りとともに、お客さまに金沢でのかけがえのない思い出となるような最高の体験を提供し続けていきたいと思います。