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UCC Smile Festa 2025 | 『Experience of Largo』イベントレポート

「心を満たす人生を奏でる」を掲げる『Largo』。UCCグループが主催する展示商談会「UCC Smile Festa 2025」では、UCCの最高峰ブランドとして『Largo』は単独ブースを構えていました。

コーヒーの香りと味わいだけでなく、ブランドの世界観や価値を体験できる特別なプログラムが用意されたそうです。今回は、そんな『Largo』ブースの様子を、外部ブランドエディターの吉田がレポートでお伝えします。

コーヒーや業務用食品の
展示商談会「UCC Smile Festa」

UCC Smile Festaは、UCCグループが主催するコーヒーや業務用食品の展示商談会です。2025年は、東京、大阪、名古屋、札幌などの主要都市を巡回し、UCCが手がけるさまざまなコーヒーブランドの魅力を伝えるイベントとして開催されました。

会場には、UCCの多彩なラインナップが一堂に会し、各ブースでは試飲やワークショップ、デモンストレーションなどが行われています。

今年の展示で特に注目度が高かったのは、環境への取り組みです。地球環境や人権に配慮した製品・サービスを選択しやすい分野として「食品・飲料」を選ぶ消費者が多いなどの調査結果とともに、具体的な取り組みが紹介されていました。

環境配慮の取り組みはさまざまな角度から行われており、脱プラスチック製品の展開のほか、2030年までに生物多様性の損失を反転させる「ネイチャーポジティブアプローチ」に関する展示、焙煎時にCO2を排出しないUCCグループの新技術「水素焙煎」の紹介などもありました。

『Largo』の世界観を
体験できる特別プログラム

そんな「UCC Smile Festa 2025」のなかでも『Largo』のブースは、その洗練された雰囲気で、多くの来場者の足を止めていました。ブースの目玉コンテンツは、「石谷バリスタによるLargo Experience」です。

こちらは青山のUCCショールーム内にある「Largo Experience Room」のプログラムを抜粋し、『Largo』の魅力を聞きながら、実際にエスプレッソやアレンジドリンクをいただけます。そしてイベント期間中に特別にコーヒーを淹れるのは、競技会にて日本チャンピオンを3度獲得するなど、コーヒーシーンにおいて数々の実績を収める石谷貴之バリスタです。

セッションが始まると、早速『Largo』についての説明に入ります。『Largo』というブランドは、製品の品質追求だけでなく「使っていただくお店への手厚いサポートまで一貫して行うことで、コーヒーを飲むお客さまにより感動的な体験をお届けしたい」という思いが込められていることなどブランドの紹介がありました。

続いて、『Largo』の特長的な技術である「フレッシュアロマシステム」の紹介へ。UCCグループの独自技術「アロマフリージング製法」と「特殊アルミ缶による包装」によってコーヒー豆の鮮度と香りを最大化しているそうです。

説明の後は、お待ちかねの試飲タイムへ。まずエスプレッソの試飲では、酸味と苦味のバランスが取れた「オーセンティック」と苦味が際立つ「ダーク」の2種類から選択します。

エスプレッソを見ると、クレマ(コーヒー上部にできる泡の層)がしっかりとあります。これは特殊アルミ缶包装により、コーヒーオイルが新鮮なまま保たれたことによりできる、高品質なコーヒー豆の証なのだそう。

「クレマが分厚いので、スプーンで混ぜてから飲んでみてください。全体の味がしっかり感じられます」というアドバイスなどを聞きながら、エスプレッソをいただきます。

実際に口に運ぶと、鼻に抜ける香りの豊かさと、口当たりのよさに驚きます。「エスプレッソってこんなにもおいしいものなんだ」と思わせてくれる一杯でした。

続いて、アレンジドリンクの提供に移ります。次は「カフェラテ」と、本イベントのために特別に考案された「エンリッチフェイク・マティーニ」から好きなものをひとつ選びます。

「Café latte」は、『Largo』の通常製品ラインナップに加え、「水素焙煎」という新技術を使用した『Largo Limited』 シリーズ2025年モデルのコーヒー豆が加わります。

美しいラテアートに、スチームミルクのやさしい口当たりは、思わず「おいしい…!」と声に出してしまう繊細な味わいです。このおいしさをつくることができる石谷バリスタの技術はもちろんですが、上質なコーヒーオイルによってつくられるクレマも重要な役割を果たしているそうです。

もうひとつの「エンリッチフェイク・マティーニ」は、エスプレッソのほかに、パイナップル、グァバ、ココナッツ、ジャスミン、カカオなどを使用し、シェイカーを振ってつくるノンアルコールドリンクです。今回のために石谷バリスタが、『Largo Limited』2025年モデルのコーヒー豆を使ってレシピを考案したものになります。

石谷バリスタに、どのようにアレンジを考案したのか聞いてみると、「この2025年モデルはエチオピアのコーヒー豆を使っています。エチオピアはフルーティな酸味に特徴があるので、それを際立たせるようにフルーツの香りなどをかけ合わせました」と、ベースとなるコーヒーの味わいを大切に活かしたレシピであることを語ってくれました。また、どんなお店にも導入いただきやすいよう、比較的入手しやすい素材で構成することを心がけたアレンジでもあるそうです。

「石谷バリスタによるLargo Experience」は事前予約制ですが、『Largo』ブースには予約なしで来られたお客さまへの試飲コーナーも併設されていました。コーヒー試飲をしたお客さまは、そのおいしさにハッとしたり、笑顔になったりとそれぞれに『Largo』のコーヒーの香りを楽しまれていました。

『Largo』の技術と香りを隅々まで知る、
充実のブース展示

『Largo』ブースでは、他にもさまざまな展示や体験が用意されていました。さきほどの体験でも触れられていた「フレッシュアロマシステム」の具体的な製法の解説パネルのほか、『Largo Limited』2025年モデルや「Largoオリジナルカップ」の展示、「Largo認定制度 ~The Great Barista of Largo~」の紹介などその内容は多岐にわたります。

また、『Largo』のBOTTLE MODELを開栓できる体験コーナーも。専用治具をアルミ缶上部にあてグッと力を込めると缶に穴が空き、その瞬間にコーヒーのいい香りが一瞬で広がります。周囲にいた他のお客さまも「コーヒーのいい香りがこっちまで漂ってきた!」と思わず反応するシーンもありました。

「UCC Smile Festa 2025」の『Largo』ブース体験を通じて、コーヒーそのものの品質や味わいはもちろん、それを取り巻くサポート体制やブランドを通した体験すべてへのこだわりを感じることができました。

また「水素焙煎」コーヒー豆を使用したドリンクなど、新しい取り組みもあり、すでに『Largo』を知っている方にとっても新鮮な体験ができる場になっていました。

日常のコーヒータイムを特別な時間に変えてくれる『Largo』の世界観は、コーヒーへの理解が深まれば深まるほど、その魅力を増していくように感じます。コーヒーを通じてお客さまの満足度を上げたいと考えるお店の方は、ぜひ『Largo』の世界観を体験してみてください。