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「Largo」ブランドを体現する認定店舗

TOKYO/OCHANOMIZU

イタリアンと季節を彩る日本食材の華麗なる調和

701(nanamaruichi)

UCCコーヒープロフェッショナルでは、お客さまに最高の一杯を届けるために『Largo』と共に歩んでくださる店舗に向けて、『Largo』の魅力を最大限に引き出すための知識と技術を共有する、UCC独自のバリスタ認定制度「The Great Barista of Largo 〜達人のコーヒーが飲める店〜」の取り組みを行っています。

今回は、認定制度をご活用いただいた『Largo』の認定店舗として、御茶ノ水にあるイタリア料理のリストランテ「701(nanamaruichi)」を紹介します。

「701(nanamaruichi)」は、2023年7月に直井一寛シェフが独立してオープンした店舗です。季節ごとの一番おいしい旬の日本食材を、一番おいしい形で提供することを目指したイタリア料理には、直井シェフの知見と遊び心がたっぷり詰まっています。見た目にも美しい料理たちは、お腹も心も満たしてくれます。

そんな「701(nanamaruichi)」が表現したい料理の探求から、イタリア料理には欠かせないコーヒーの大切な役割まで、オーナーシェフである直井さんにお話を伺いました。

701(nanamaruichi)

住所: 〒101-0021 東京都千代田区外神田2-1-3 東進ビル 新館1階
TEL: 03-3525-7107
営業時間: ランチ 11:30〜15:00 (L.O. 14:00)
ディナー 18:00〜22:00 (L.O. 20:30)
定休日: 月曜日・不定休
認定ランク: ブロンズ(2024.03時点)
URL: https://701ochanomizu.jp

表現したい料理を
探求するために独立

直井シェフは数々の有名店で活躍されてきましたが、独立を決めたきっかけを教えてください。

長年いろんなお店で働かせていただいた中で、さまざまな葛藤がありました。たとえばパスタひとつとっても、働いているお店の方針に沿って作ることになります。経験を積むにつれて「こういう味付けにしてみるとどうだろう」と自分で試してみたい気持ちが増していき、自分なりの表現をしたいと独立することを決めました。

もうひとつ、今後飲食店で働く若者や次の世代の人たちに、憧れを持ってもらえるような環境をどう整えるのか、若手の育成をどうしていくのか、自分で挑戦したい気持ちがありました。

料理の世界は下積みも長く大変ですが、努力をすれば雑誌やメディアに出ることもできます。自分が落合努シェフや片岡護シェフに憧れてこの業界に入ったように「がんばればこうなれるんだ」という道を後進に示していきたいですね。

オーナーシェフの直井一寛さん。世界で通用するシェフになりたいとイタリア料理の道に進んだが、もともとは和食をやろうと考えていたという。
ご自身の表現ができるようになった現在、お店ではどんな料理を提供されているのでしょうか?

私はイタリア料理を長年やってきたので、イタリア料理の技法や考え方、食材の扱い方が根底にあります。そこに日本の旬の食材や調味料を使うなど、季節を楽しんでいただくためのアレンジを加えて料理を表現しています。

たとえば春の季節なら、アスパラガスや春キャベツ、しらすなどを使ったメニューです。またボンゴレビアンコを作るときに素材のアサリが北海道産であれば、白ワインではなく北海道産の日本酒を合わせてみるなど、産地によって組み合わせを工夫することもあります。

ただ、あくまでもイタリア料理から外れないように「イタリア人だったらどうするだろう」と考えながら、何かしらイタリアの要素を入れながら料理を作っています。

地方料理に学ぶ、その土地その季節の「旬」

ディナーコースメニュー「Cena」(¥11,000)。旬の食材を存分に楽しんでほしいという思いから、ランチもディナーもコースで提供。
直井シェフが考えられるメニューでは旬の日本食材をふんだんに楽しめますが、日本食材とイタリア料理にはもともと親和性があるのでしょうか?

イタリアは国の形も細長くてなんとなく日本と似ているせいか、料理の考え方も近いところがあるんです。

特徴的なのは、日本料理もイタリア料理も、それぞれ地方の料理の集まりということ。沖縄なら沖縄料理があって、東京なら東京の料理があります。イタリアも同じで、トスカーナ料理やシチリア料理などの地域の料理が集まったものがイタリア料理ですよね。

またどちらの国も四季があり、季節ごとの食材を使って料理をするところも似ています。

日本料理やイタリア料理とひとことに言っても、いろんな地域の特性が合わさっているんですね。

さらに家庭ごとにも料理の味は違いますよね。お雑煮であれば、餅の形が丸なのか四角なのか、味付けは醤油なのか味噌なのか。具材も家庭によって変わってきます。

イタリアでもトマトソースのトマトはフレッシュなのか缶詰なのか違いますし、バターを入れる家庭もあります。ひとつの料理にもこれだけ幅があることに、料理のおもしろさと奥深さを感じています。

「ヤシオマスのアオスタ風」は、北イタリアのヴァッレ・ダオスタ州の郷土料理を、直井シェフの出身である栃木県の特産魚ヤシオマスで表現した一品。ヴァッレ・ダオスタ州も栃木県と同じく海がないため、川魚を使った料理があるという共通点から生まれた。
料理の奥深さの中で、土地の多様性や違いに魅力を感じられているんですね。

私はいろんな料理の表現に挑戦してみたいという思いが強いです。ひとつしか知らないよりも、いろんな土地の料理を知っていたほうが、シチュエーションやお客さまの好みに対応できます。

たとえばトマトソースのパスタを提供する場合も、バターが好きな方にはバターを多めに、フレッシュトマトが好きな方にはバジリコを加えた風味のあるものもいいかもしれません。

「日本料理」や「イタリア料理」を入り口に、いろんな土地の旬の食材や料理のエッセンスを取り入れることで表現の幅は広がっていきますし、これからもチャレンジしていきたいところです。

「ホワイトアスパラガス 菜の花のサルサベルデ ボルツァーノソース」。菜の花のほろ苦さがアクセントになるサルサベルデと、卵のまろやかな味わいを楽しめるボルツァーノソースの2種類のソースは、旬のアスパラガスのおいしさを引き立ててくれる。
遊び心の奥に、料理に対する探究心が伺えました。やはり食材にもこだわっているのでしょうか。

野菜は知り合いの有機農家さんにお願いしています。たとえばイタリアのククッツァ・ロンガというズッキーニは、ツルの部分がミネストローネの具材になるのですが、日本で作っている農家さんはほとんどいません。なので「こういう野菜を作れませんか?」と相談をして、特別に作っていただくこともあります。

ときどき畑にも行くのですが、やはり野菜がどんな環境で育っているのかを見たり、実際に手に取ったりすることで、料理のインスピレーションが湧いてきます。ただ注文して送られてきた野菜を使うのではなく、一緒に素材を作れるような関係の農家さんを、今後も増やしていきたいですね。

コース料理の締めには、
こだわりのエスプレッソを

コースの最後を飾るのは、かわいらしい小菓子とカフェ。写真のカフェはエスプレッソ。
イタリアにはコーヒー文化が根付いていますが、やはりイタリア料理の締めにコーヒーは欠かせないでしょうか?

イタリア料理の締めには、ぜひエスプレッソを飲んでいただきたいですね。ラテやコーヒーもいいのですが、最後に濃いエスプレッソをキュッと飲むのがおすすめです。

個人的なエスプレッソの楽しみ方は、砂糖を山盛り入れて飲んだあとに、溶けずにカップの底に溜まった砂糖をティースプーンで食べることです。 若い頃に先輩シェフに教わった飲み方です。

それはおいしそうです! コース料理の余韻を楽しむためにも、コーヒーは重要な存在ですよね。

そうですね。とはいえ私もお店をオープンしたときは慌ただしく、コーヒーの重要性をわかっていても、料理に集中するあまり二の次になっていました。

私自身コーヒーが好きなので毎日お店で飲むのですが、やはりおいしいコーヒーを飲みたいですし、お客さまにも提供したいという思いがだんだん募っていたところ、ご縁があって『Largo』を取り扱うことになりました。

それまではイタリアの豆を使っていたのですが、はじめて『Largo』を飲んだときは本当においしくて、豆が違うだけで、こんなにも違うんだと驚きました。全自動コーヒーマシンからセミオートエスプレッソマシンに変えたため、抽出にひと手前はかかりますが、やはりイタリア料理なのでコーヒーにも手をかけるべきだなと、導入を決断しました。

豆は『Largo』の「ダークロースト」を使用。コクのある濃厚な味わいのエスプレッソを味わうことができる。
食材に強いこだわりがある直井シェフに『Largo』を選んでいただいてうれしいです。実際に『Largo』を扱いはじめて、手応えはいかがでしょうか。

UCC独自のバリスタ認定制度「The Great Barista of Largo 〜達人のコーヒーが飲める店〜」で改めてエスプレッソの淹れ方を学べたり、わからないことがあっても問い合わせるとすぐにご回答をいただけたりと、サポート体制がしっかりされているので助かっています。

お客さまにも「おいしくなったね」と言っていただきました。コーヒー豆を『Largo』に変えてから、最後のコーヒーを残すお客さまも減ったと感じます。料理と一緒で、お皿が返ってきたときに飲み残しがあるのとないのとでは印象も違いますし、最後までコース料理を楽しんでいただけるのはうれしいですね。

『Largo』ブランドと共に、
お店を訪れるお客さまの笑顔につながる
体験価値を『Largo』というブランドを通して
届けてくださる飲食店の皆さまから、
たくさんのご応募をお待ちしております。